平成21年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問14
【問題14】
個人情報保護法で保護される個人情報の条件はどれか。
企業が管理している顧客に関する情報に限られる。
個人が秘密にしているプライバシに関する情報に限られる。
【解説】
ア: 企業が管理している顧客に関する情報に限られる。
誤り。個人情報保護法は、企業が管理する情報だけでなく、個人や団体が管理する情報も対象となります。また、顧客に限定されるものではなく、従業員や取引先などの情報も含まれます。
イ: 個人が秘密にしているプライバシに関する情報に限られる。
誤り。個人情報保護法では、個人が秘密にしているかどうかに関係なく、「特定の個人を識別できる情報」はすべて個人情報として保護の対象になります。
ウ: 生存している個人に関する情報に限られる。
正しい。個人情報保護法における「個人情報」は、生存する個人に関する情報を指します。故人(死亡した個人)に関する情報は、一般的に個人情報保護法の適用対象外です。
エ: 日本国籍の個人に関する情報に限られる。
誤り。個人情報保護法の対象となる個人情報は、日本国籍の人に限らず、日本国内で取り扱われる外国人の個人情報も含まれます。
【答え】
ウ: 生存している個人に関する情報に限られる。
出典:平成21年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問14