平成22年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問24
【問題24】
要件定義フェーズにおいて BPMN (Business Process Modeling Notation) を導入する効果として,適切なものはどれか。
定義された業務要件からデータモデルを自動生成できる。
【解説】
ア: 業務の実施状況や実績を定量的に把握できる。
誤り。BPMN は業務の流れを視覚的に表現するための手法であり、業務の定量的な分析や実績の把握を目的とするものではありません。
イ: 業務の流れを統一的な表記方法で表現できる。
正しい。BPMN(Business Process Modeling Notation)は、業務プロセスを標準的な記法で表現するためのモデリング手法であり、業務の流れを統一的な表記方法で表現できる利点があります。
ウ: 定義された業務要件からデータモデルを自動生成できる。
誤り。BPMN は業務プロセスを可視化するものであり、データモデルの自動生成には直接関与しません。
エ: 要件を E-R 図によって明確に表現できる。
誤り。E-R 図(エンティティ・リレーションシップ図)はデータベース設計のための手法であり、BPMN とは異なる概念です。
【答え】
イ: 業務の流れを統一的な表記方法で表現できる。
出典:平成22年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問24