平成23年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問8
【問題8】
システム監査の個別計画書の記載内容を説明したものはどれか。
個別計画書に記述される監査時期、監査日程には、本調査だけでなく、予備調査や監査結果の報告会、フォローアップも含める。
個別計画書に記述される監査手続とは、監査項目に対応した監査の基本方針のことである。
個別計画書には監査対象ごとに重点監査テーマを記載し、システム監査の方針とする。
個別計画書は監査の具体的な実行計画なので、計画策定後はたとえ組織体の長の意向であっても変更すべきではない。
【解説】
ア: 個別計画書に記述される監査時期、監査日程には、本調査だけでなく、予備調査や監査結果の報告会、フォローアップも含める。
正しい。個別計画書には監査全体のスケジュールが記載され、本調査だけでなく、予備調査やフォローアップなども含めて計画されます。
イ: 個別計画書に記述される監査手続とは、監査項目に対応した監査の基本方針のことである。
誤り。監査手続は具体的な監査の進め方を指し、基本方針とは異なります。基本方針は監査の大枠を示すものであり、手続きはその実行方法を定めるものです。
ウ: 個別計画書には監査対象ごとに重点監査テーマを記載し、システム監査の方針とする。
誤り。個別計画書には重点監査テーマを記載することは正しいですが、システム監査の方針自体は別途、監査計画や基本方針として定められるものです。
エ: 個別計画書は監査の具体的な実行計画なので、計画策定後はたとえ組織体の長の意向であっても変更すべきではない。
誤り。監査計画は状況に応じて見直しや変更が可能です。組織の事情や環境変化に対応するため、必要に応じて計画を柔軟に修正することが求められます。
【答え】
ア: 個別計画書には本調査だけでなく、予備調査や監査結果の報告会、フォローアップも含める。
出典:平成23年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問8