平成23年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問21
【問題21】
メールサーバ(SMTPサーバ)の不正利用を防止するために行う設定はどれか。
ディレクトリに存在するファイル名の表示を禁止する。
特定のディレクトリ以外でのCGIプログラムの実行を禁止する。
【解説】
ア: ゾーン転送のアクセス元を制御する。
誤り。ゾーン転送(DNSサーバ間での情報共有)に関する設定であり,メールサーバの不正利用防止とは関係ありません。
イ: 第三者中継を禁止する。
正しい。SMTPサーバで第三者中継(オープンリレー)を許可すると,不正なスパムメールの送信に悪用される可能性があります。そのため,第三者による中継を禁止する設定を行うことが不正利用防止の基本対策となります。
ウ: ディレクトリに存在するファイル名の表示を禁止する。
誤り。これはWebサーバのセキュリティ対策であり,SMTPサーバの不正利用防止とは関係ありません。
エ: 特定のディレクトリ以外でのCGIプログラムの実行を禁止する。
誤り。これはWebサーバのセキュリティ対策であり,SMTPサーバの設定とは関係ありません。
出典:平成23年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問21