平成24年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問6
【問題6】
“システム管理基準"で定めている,運用業務におけるソフトウェア管理に該当するものはどれか。
プログラムからの出力情報の利用状況を記録し,定期的に分析する。
プログラムで用いるデータファイルへのアクセスをコントロールする。
プログラムの違法コピーが発生しないよう教育する。
【解説】
ア: プログラムからの出力情報の利用状況を記録し,定期的に分析する。
誤り。これは情報管理やログ監視に関する取り組みであり,ソフトウェア管理というよりは運用監視の領域になります。
イ: プログラムで用いるデータファイルへのアクセスをコントロールする。
誤り。データ管理の一環であり,厳密にはソフトウェア管理というよりは情報セキュリティ管理の範囲に該当します。
ウ: プログラムの違法コピーが発生しないよう教育する。
正しい。システム管理基準におけるソフトウェア管理には,ライセンス管理も含まれ,違法コピーの防止や適切なライセンス管理を徹底するための教育が重要な要素とされています。
エ: プログラムのテスト結果を記録し,保管する。
誤り。これはソフトウェアの開発や品質管理に関連する業務であり,運用業務におけるソフトウェア管理とは異なります。
【答え】
ウ: プログラムの違法コピーが発生しないよう教育する。
出典:平成24年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問6