平成24年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問15
【問題15】
JIS Q 9001(ISO 9001)で内部監査について規定していることはどれか。
内部監査では、品質マネジメントシステムが定められたとおり正しく機能しているかどうかを、予告することなく不定期に確認する。
内部監査では、品質マネジメントシステムの効果的な実施と維持及び規格要求事項への適合を確認する。
内部監査は、社内のシステム監査部門又はシステム監査技術者が行う。
内部監査を実施する前提条件として、ISO 9001 に基づく品質マネジメントシステムの審査登録が必要である。
【解説】
ア: 内部監査では、品質マネジメントシステムが定められたとおり正しく機能しているかどうかを、予告することなく不定期に確認する。
誤り。ISO 9001 では、内部監査は計画的に実施することが求められており、不定期に予告なしで行うものではありません。
イ: 内部監査では、品質マネジメントシステムの効果的な実施と維持及び規格要求事項への適合を確認する。
正しい。ISO 9001 では、内部監査の目的として、品質マネジメントシステム(QMS)の適合性と有効性の確認が求められています。
ウ: 内部監査は、社内のシステム監査部門又はシステム監査技術者が行う。
誤り。内部監査を実施する担当者は適切な力量を持つ必要がありますが、必ずしも特定の部門や監査技術者に限定されているわけではありません。
エ: 内部監査を実施する前提条件として、ISO 9001 に基づく品質マネジメントシステムの審査登録が必要である。
誤り。ISO 9001 の認証を受けていなくても、内部監査は実施可能であり、認証登録は必須ではありません。
【答え】
イ: 内部監査では、品質マネジメントシステムの効果的な実施と維持及び規格要求事項への適合を確認する。
出典:平成24年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問15