平成25年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問17
【問題17】
金融商品に関する会計基準において,原則として時価を貸借対照表価額とするものはどれか。
【解説】
ア: 受取手形,売掛金,貸付金などの債権
誤り。これらの金融資産は原則として取得原価で計上され,時価評価の対象とはなりません。
イ: 子会社及び関連会社の株式
誤り。子会社・関連会社の株式は持分法または取得原価で評価されるため,時価評価の対象にはなりません。
ウ: 売買目的有価証券
正しい。売買目的有価証券は,短期的な売買による利益を目的とするため,時価で評価され,時価変動による影響を損益計算書に反映します。
エ: 満期保有目的の債券
誤り。満期まで保有することを目的とする債券は,償却原価法に基づいて評価されるため,時価評価の対象にはなりません。
出典:平成25年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問17