平成25年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問23
【問題23】
共通フレーム2007における監査プロセスの目的はどれか。
あるアクティビティのソフトウェア製品が,先行するアクティビティで決められた要求事項又は条件を満たしていることを確認する。
客観性及び独立性を保証された立場から,成果物及びプロセスが要求事項,計画及び合意に適合しているかどうかを判定する。
システム又はソフトウェア製品が,明確に意図した使用方法を満足していることを確認する。
プロジェクトの管理レベル及び技術レベルの両面に対して,プロジェクト活動の状況及び成果物を評価する。
【解説】
ア: あるアクティビティのソフトウェア製品が,先行するアクティビティで決められた要求事項又は条件を満たしていることを確認する。
誤り。これは検証(Verification)の目的に近く,監査プロセスの本質とは異なります。
イ: 客観性及び独立性を保証された立場から,成果物及びプロセスが要求事項,計画及び合意に適合しているかどうかを判定する。
正しい。監査プロセスの目的は、独立した視点からプロジェクトの成果物やプロセスが適切に管理・実施されているかを確認することです。
ウ: システム又はソフトウェア製品が,明確に意図した使用方法を満足していることを確認する。
誤り。これは妥当性確認(Validation)の目的に近く,監査プロセスとは異なります。
エ: プロジェクトの管理レベル及び技術レベルの両面に対して,プロジェクト活動の状況及び成果物を評価する。
誤り。これはプロジェクトのレビューやアセスメントの目的であり,監査プロセスの主な目的とは異なります。
【答え】
イ: 客観性及び独立性を保証された立場から,成果物及びプロセスが要求事項,計画及び合意に適合しているかどうかを判定する。
出典:平成25年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問23