平成26年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問1
【問題1】
“システム監査基準"におけるシステム監査業務の品質管理の主な目的はどれか。
監査時期・範囲・手続などについて適切なシステム監査計画を立案すること
システム監査で入手した情報の機密性を維持すること
システム監査の実施を通して,情報システムの品質向上に貢献すること
【解説】
ア: 監査時期・範囲・手続などについて適切なシステム監査計画を立案すること
誤り。これはシステム監査の計画立案に関する内容であり,品質管理の主な目的とは言えません。
イ: システム監査結果の適正性を確保すること
正しい。システム監査基準では,監査の信頼性と正確性を確保することが品質管理の中心的な目的の一つとされています。適正な監査結果を保証することにより,監査業務の品質が保たれます。
ウ: システム監査で入手した情報の機密性を維持すること
誤り。情報の機密性を維持することは監査業務において重要ですが,品質管理の主目的とは異なります。
エ: システム監査の実施を通して,情報システムの品質向上に貢献すること
誤り。情報システムの品質向上に貢献することはシステム監査の最終的な目的の一つですが,品質管理の主な目的とは言えません。品質管理の主な目的は,監査そのものの適正性を確保することにあります。
【答え】
イ: システム監査結果の適正性を確保すること
出典:平成26年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問1