平成26年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問4
【問題4】
“経済産業省の“営業秘密管理指針”に基づく営業秘密データの管理状況について監査を行うとき,秘密管理性のチェックポイントはどれか。
当該データが経営効率の改善に役立っているかどうかを分析していること
当該データの記録媒体に秘密を意味する表示をしていること
当該データの内容が刊行物に掲載されていないかを定期的に確認していること
当該データの内容が公序良俗に反していないかを確認していること
【解説】
ア: 当該データが経営効率の改善に役立っているかどうかを分析していること
誤り。営業秘密の管理とは関係がなく,データの有用性評価に関する内容です。
イ: 当該データの記録媒体に秘密を意味する表示をしていること
正しい。営業秘密の管理には,データの機密性を明示するラベル付けなどの適切な管理が求められます。
ウ: 当該データの内容が刊行物に掲載されていないかを定期的に確認していること
誤り。営業秘密の漏洩対策の一環として有効ですが,秘密管理性のチェックポイントとは異なります。
エ: 当該データの内容が公序良俗に反していないかを確認していること
誤り。公序良俗との適合性は一般的な倫理的観点であり,秘密管理性のチェックとは異なります。
【答え】
イ: 当該データの記録媒体に秘密を意味する表示をしていること
出典:平成26年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問4