平成26年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問15
【問題15】
クラスBのIPアドレスで 255.255.255.0 のサブネットマスクを用いたとき,同一サブネット内で設定可能なホストアドレス数は最大で幾つか。
【解説】
1. クラスBのIPアドレス範囲
クラスBのIPアドレスは、先頭2オクテットがネットワーク部で、デフォルトのサブネットマスクは 255.255.0.0 です。
2. サブネットマスク 255.255.255.0
これは /24 (24ビットがネットワーク部) のサブネットマスクを意味します。残りの8ビットがホスト部になります。
3. ホストアドレスの計算
ホスト部が8ビットの場合、使用可能なホストアドレス数は以下の計算で求められます。
2の8乗 – 2 = 256 – 2 = 254
「-2」する理由:
– すべてが 0 のアドレス(ネットワークアドレス)
– すべてが 1 のアドレス(ブロードキャストアドレス)
– この2つはホストアドレスとして使用できません。
4. 選択肢の確認
- ア: 126 → クラスCのサブネット 255.255.255.128 (/25) の場合
- イ: 254 → 正しい
- ウ: 65,534 → クラスBのデフォルトマスク 255.255.0.0 (/16) の場合
- エ: 16,777,214 → クラスAのデフォルトマスク 255.0.0.0 (/8) の場合
出典:平成26年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問15