平成26年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問16
【問題16】
IPv6 において,拡張ヘッダを利用することによって実現できるセキュリティ機能はどれか。
【解説】
ア: URL フィルタリング機能
誤り。URL フィルタリングは、プロキシサーバやファイアウォールなどのアプリケーションレイヤで実装される機能であり、IPv6 の拡張ヘッダとは関係がありません。
イ: 暗号化機能
正しい。IPv6 の拡張ヘッダには、IPsec(Internet Protocol Security)に関連するヘッダ(認証ヘッダ AH, 暗号化ペイロード ESP)が含まれており、通信の暗号化や認証を実現することができます。
ウ: ウイルス検疫機能
誤り。ウイルス検疫は、アンチウイルスソフトウェアやセキュリティゲートウェイによって実装されるものであり、IPv6 の拡張ヘッダとは関係がありません。
エ: 情報漏えい検知機能
誤り。情報漏えいの検知は、DLP(Data Loss Prevention)などの技術によって実装されるものであり、IPv6 の拡張ヘッダの機能ではありません。
出典:平成26年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問16