平成27年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問2
【問題2】
インシデントの究明やシステム監査にも利用できる,証拠を収集し保全する技法はどれか。
【解説】
ア: コンティンジェンシープラン
誤り。コンティンジェンシープラン(Contingency Plan)は,災害や事故などの非常事態に備えた対応計画を指し,証拠の収集・保全とは関係ありません。
イ: サンプリング
誤り。サンプリングは,監査や調査でデータの一部を抽出して評価する手法ですが,証拠の保全とは異なります。
ウ: ディジタルフォレンジックス
正しい。ディジタルフォレンジックス(Digital Forensics)は,サイバー攻撃や不正アクセスの調査のために,電子的証拠を収集・分析・保全する技術です。インシデント対応やシステム監査にも活用されます。
エ: ベンチマーキング
誤り。ベンチマーキングは,他の企業や業界のベストプラクティスを参考にして,自社の改善を図る手法であり,証拠収集・保全とは無関係です。
出典:平成27年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問2