平成27年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問12
【問題12】
JIS Q 20000-1の“サービスマネジメントシステムの監視及びレビュー”の要求事項のうち,適切なものはどれか。
監査の基準は,文書化された手順の中に定義してはならない。
特定された不適合,懸念事項は,該当する利害関係者であっても開示してはならない。
レビューの間隔は,あらかじめ定めてはならない。
【解説】
ア: 監査員は,自らの仕事を監査してはならない。
正しい。監査の独立性を確保するため,監査員は自身の業務を監査することは避けるべきです。これは内部監査の基本原則でもあります。
イ: 監査の基準は,文書化された手順の中に定義してはならない。
誤り。監査の基準は明確に文書化された手順の中で定義されるべきです。これにより監査の一貫性と透明性が確保されます。
ウ: 特定された不適合,懸念事項は,該当する利害関係者であっても開示してはならない。
誤り。監査の目的の一つは問題を是正することであり,該当する利害関係者に適切に情報を共有することが求められます。
エ: レビューの間隔は,あらかじめ定めてはならない。
誤り。レビューは計画的に実施される必要があり,適切な間隔で実施することが求められます。
【答え】
ア: 監査員は,自らの仕事を監査してはならない。
出典:平成27年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問12