平成27年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問23
【問題23】
JIS X 25010:2013 で規定されるシステム及びソフトウェア製品の品質特性の定義のうち,"性能効率性"の定義はどれか。
意図した保守者によって,製品又はシステムが修正することができる有効性及び効率性の度合い
明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い
明示された時間帯で,明示された条件下に,システム,製品又は構成要素が明示された機能を実行する度合い
明示された条件下で使用するとき,明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を,製品又はシステムが提供する度合い
【解説】
ア: 意図した保守者によって,製品又はシステムが修正することができる有効性及び効率性の度合い
誤り。これは「保守性」の説明に該当します。
イ: 明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い
正しい。JIS X 25010:2013 における「性能効率性(Performance Efficiency)」は,システムがリソース(CPU,メモリ,ディスク等)をどれだけ効率的に使用できるかを評価する指標です。
ウ: 明示された時間帯で,明示された条件下に,システム,製品又は構成要素が明示された機能を実行する度合い
誤り。これは「可用性」の説明に該当します。
エ: 明示された条件下で使用するとき,明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を,製品又はシステムが提供する度合い
誤り。これは「機能適合性」の説明に該当します。
【答え】
イ: 明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い
出典:平成27年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問23