平成28年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問1
【問題1】
“システム監査基準"で定めているシステム監査業務の品質管理の主な目的はどれか。
監査時期,範囲,手続などについてのシステム監査計画を立案すること
システム監査で入手した情報の機密性を維持すること
システム監査の実施を通して,情報システムの品質向上に貢献すること
【解説】
ア: 監査時期,範囲,手続などについてのシステム監査計画を立案すること
誤り。これはシステム監査の手順に関するものであり,品質管理の主な目的とは異なります。
イ: システム監査結果の適正性を確保すること
正しい。システム監査基準の品質管理の主な目的は,監査結果が適正であり,公正なものであることを保証することです。監査の透明性や信頼性を確保するため,監査プロセスや報告の正確性が求められます。
ウ: システム監査で入手した情報の機密性を維持すること
誤り。機密性の維持は監査業務の一環として求められるものですが,品質管理の主目的ではありません。
エ: システム監査の実施を通して,情報システムの品質向上に貢献すること
誤り。システム監査が情報システムの品質向上に寄与することはありますが,これは監査の副次的な効果であり,品質管理の主な目的とは言えません。
【答え】
イ: システム監査結果の適正性を確保すること
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問1