平成28年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問24
【問題24】
市場成長率と相対的市場シェアから,市場と企業の関係を分析し,自社製品や事業についての最適な資源配分方針を求めるための手法はどれか。
【解説】
ア: 3C
誤り。3C分析(Company, Customer, Competitor)は,企業・顧客・競合の観点からビジネス環境を分析する手法であり,市場成長率や市場シェアを軸とした資源配分分析には適していません。
イ: BSC
誤り。BSC(Balanced Scorecard)は,財務,顧客,内部プロセス,学習と成長の4つの視点から業績評価を行う手法であり,市場成長率や市場シェアの分析には直接関連しません。
ウ: PPM
正しい。PPM(Product Portfolio Management)は,市場成長率と相対的市場シェアの2軸で事業や製品を「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」に分類し,最適な資源配分を決定するための手法です。
エ: SWOT
誤り。SWOT分析(Strengths, Weaknesses, Opportunities, Threats)は,内部環境(強み・弱み)と外部環境(機会・脅威)を分析する手法ですが,市場成長率や市場シェアを用いた資源配分には直接関係しません。
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問24