平成29年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問8
【問題8】
情報セキュリティ監査基準(Ver1.0)に基づく保証型監査の意見表明において,監査人が必要と認めた監査手続が制約され,保証意見の合理的な根拠を得ることができなかった場合の対応はどれか。
【解説】
ア: 意見を表明しない。
正しい。監査人が十分な監査証拠を得られず、合理的な保証の根拠が得られない場合は、意見不表明(Disclaimer of Opinion)となります。
イ: 限定付肯定意見を表明する。
誤り。ある程度の根拠がある場合に用いますが、合理的な根拠を全く得られない場合には不適切です。
ウ: 肯定意見を表明する。
誤り。監査手続に制約がある場合、無条件の肯定意見は出せません。
エ: 否定意見を表明する。
誤り。否定意見は重大な不備が確認された場合に用いられ、証拠が不足している状況とは異なります。
出典:平成29年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問8