平成29年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問16
【問題16】
リーダシップを“タスク志向”と“人間関係志向”の強弱で四つの型に分類し,部下の成熟度によって,有効なリーダシップの型が変化するとしたものはどれか。
【解説】
ア: SL 理論
正しい。SL理論(Situational Leadership Theory)は、部下の成熟度に応じてリーダーシップスタイルを「指示型」「コーチ型」「支援型」「委任型」に使い分けるべきとする理論です。
イ: Y 理論
誤り。Y理論は、人間は本来働く意欲を持つという前提に立ち、自己実現を重視する考え方ですが、リーダーシップの状況適応的な変化を説くものではありません。
ウ: コンピテンシモデル
誤り。これは成果を出す行動特性を明示し、人材評価や育成に活用するモデルであり、リーダーシップのスタイル分類には該当しません。
エ: マズローの欲求段階説
誤り。人間の欲求を5段階に分けて説明する理論であり、リーダーシップの型とは無関係です。
出典:平成29年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問16