平成30年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問17
【問題17】
媒体障害の回復において,最新のデータベースのバックアップをリストアした後に,トランザクションログを用いて行う操作はどれか。
バックアップ取得後でコミット前に中断した全てのトランザクションをロールバックする。
バックアップ取得後でコミット前に中断した全てのトランザクションをロールフォワードする。
バックアップ取得後にコミットした全てのトランザクションをロールバックする。
バックアップ取得後にコミットした全てのトランザクションをロールフォワードする。
【解説】
ア: バックアップ取得後でコミット前に中断した全てのトランザクションをロールバックする。
誤り。コミットされていないトランザクションは障害回復時には復元対象外となります。
イ: バックアップ取得後でコミット前に中断した全てのトランザクションをロールフォワードする。
誤り。未コミットのトランザクションはログに記録されていても適用されません。
ウ: バックアップ取得後にコミットした全てのトランザクションをロールバックする。
誤り。復旧時にはコミット済みの操作は保持されるべきであり、ロールバックは不要です。
エ: バックアップ取得後にコミットした全てのトランザクションをロールフォワードする。
正しい。障害復旧では、バックアップ時点以降にコミットされた処理をトランザクションログから再適用(ロールフォワード)し、データベースを最新の状態に戻します。
【答え】
エ: バックアップ取得後にコミットした全てのトランザクションをロールフォワードする。
出典:平成30年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問17