平成31年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問16
【問題16】
ハーシィ及びブランチャードが提唱する SL 理論の説明はどれか。
開放の窓,秘密の窓,未知の窓,盲点の窓の四つの窓を用いて,自己理解と対人関係の良否を説明した理論
教示的,説得的,参加的,委任的の四つに,部下の成熟度レベルによって,リーダーシップスタイルを分類した理論
共同化,表出化,連結化,内面化の四つのプロセスによって,個人と組織に新たな知識が創造されるとした理論
生理的,安全,所属と愛情,承認と自尊,自己実現といった五つの段階で欲求が発達するとされる理論
【解説】
ア: 開放の窓,秘密の窓,未知の窓,盲点の窓の四つの窓を用いて,自己理解と対人関係の良否を説明した理論
誤り。これはジョハリの窓の説明であり、SL理論ではありません。
イ: 教示的,説得的,参加的,委任的の四つに,部下の成熟度レベルによって,リーダーシップスタイルを分類した理論
正しい。SL理論(Situational Leadership Theory)は、部下の成熟度に応じてリーダーのスタイルを変えるべきだとする理論です。
ウ: 共同化,表出化,連結化,内面化の四つのプロセスによって,個人と組織に新たな知識が創造されるとした理論
誤り。これは野中郁次郎のSECIモデルの説明です。
エ: 生理的,安全,所属と愛情,承認と自尊,自己実現といった五つの段階で欲求が発達するとされる理論
誤り。これはマズローの欲求階層説の説明です。
【答え】
イ: 教示的,説得的,参加的,委任的の四つに,部下の成熟度レベルによって,リーダーシップスタイルを分類した理論
出典:平成31年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問16