平成31年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問18
【問題18】
IPv6がもつ特徴のうち,既にIPv4でももっているものはどれか。
128ビットのIPアドレスをサポートしている。
IPアドレスの表記において,0が連続する場合は簡略化することができる。
パケットが無限に中継されることを防ぐことができる。
フローラベルによって,動画などのリアルタイムトラフィックの転送を行うことができる。
【解説】
ア: 128ビットのIPアドレスをサポートしている。
誤り。これはIPv6固有の特徴であり、IPv4は32ビットのアドレスを使用しています。
イ: IPアドレスの表記において,0が連続する場合は簡略化することができる。
誤り。これはIPv6に導入された表記法であり、IPv4では使用できません。
ウ: パケットが無限に中継されることを防ぐことができる。
正しい。IPv4ではTTL(Time To Live)、IPv6ではHop Limitというフィールドで制御しており、どちらのプロトコルにも共通の機能です。
エ: フローラベルによって,動画などのリアルタイムトラフィックの転送を行うことができる。
誤り。フローラベルはIPv6の機能であり、IPv4には存在しません。
【答え】
ウ: パケットが無限に中継されることを防ぐことができる。
出典:平成31年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問18