令和2年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問19
【問題19】
公開鍵基盤におけるCPS(Certification Practice Statement)に該当するものはどれか。
認証局が発行するデジタル証明書の所有者が策定したセキュリティ宣言
認証局でのデジタル証明書発行手続を代行する事業者が策定したセキュリティ宣言
認証局の認証業務の運用などに関する詳細を規定した文書
認証局を監査する第三者機関の運用などに関する詳細を規定した文書
【解説】
ア: 認証局が発行するデジタル証明書の所有者が策定したセキュリティ宣言
誤り。CPSは認証局(CA)が策定するものであり、証明書の所有者ではありません。
イ: 認証局でのデジタル証明書発行手続を代行する事業者が策定したセキュリティ宣言
誤り。代行業者が策定するものではなく、CPSは認証局が自らの運用を明示するものです。
ウ: 認証局の認証業務の運用などに関する詳細を規定した文書
正しい。CPSは認証局の認証業務の実施方法、セキュリティ対策、手順等を明文化した運用文書です。
エ: 認証局を監査する第三者機関の運用などに関する詳細を規定した文書
誤り。監査機関に関する規定はCPSではなく、別の監査基準やガイドラインに基づくものです。
【答え】
ウ: 認証局の認証業務の運用などに関する詳細を規定した文書
出典:令和2年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問19