令和2年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問21

ア: DISTINCT指定，GROUP BY句及びHAVING句をもつ演算処理を独立させて，プログラムに単純化したデータ更新手段を提供する。
誤り。これはクエリの利便性向上の話であり、ビューの主目的ではありません。

イ: 行や列を特定の条件で絞り込んだビューだけをアクセスさせることによって，基となる表のデータの一部を隠蔽して保護する手段を提供する。
正しい。ビューの主な用途の一つに、アクセス制限のためのデータ隠蔽があります。

ウ: データベースの物理的記憶構造の変更に影響されないように，アプリケーションプログラムに対して物理的データ独立性を提供する。
誤り。これはスキーマ設計全体に関する考え方で、ビューの目的とは異なります。

エ: 複数の表を結合したビューにインデックスを付与することによって，複数の表にまたがった高度な検索手段を提供する。
誤り。インデックスは通常、基表に対して適用され、ビュー自体には直接付与できない場合があります。