令和3年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問22
2.4 GHz 帯を使用する無線通信方式であり,一つのマスタと最大七つのスレーブから成るスター型ネットワークを構成する。
5.8 GHz 帯を使用する近距離の無線通信方式であり,有料道路の料金所の ETC などで利用されている。
下位層に IEEE 802.15.4 を使用する低消費電力の無線通信方式であり,センサネットワークやスマートメータなどへの応用が進められている。
広い周波数帯にデータを拡散することによって高速な伝送を行う無線通信方式であり,近距離での映像や音楽配信に利用されている。
【解説】
ア: 2.4 GHz 帯を使用する無線通信方式であり,一つのマスタと最大七つのスレーブから成るスター型ネットワークを構成する。
誤り。これはBluetoothの特徴に近い記述です。ZigBeeはより多くのデバイスでメッシュ型ネットワークを構成できます。
イ: 5.8 GHz 帯を使用する近距離の無線通信方式であり,有料道路の料金所の ETC などで利用されている。
誤り。これはETCで使用されるDSRC(Dedicated Short-Range Communications)の特徴です。
ウ: 下位層に IEEE 802.15.4 を使用する低消費電力の無線通信方式であり,センサネットワークやスマートメータなどへの応用が進められている。
正しい。ZigBeeはIEEE 802.15.4を基盤とし、低消費電力・低データレート・近距離通信を特徴とする無線規格です。
エ: 広い周波数帯にデータを拡散することによって高速な伝送を行う無線通信方式であり,近距離での映像や音楽配信に利用されている。
誤り。これはWi-FiやUWB(Ultra Wideband)通信の特徴に該当します。
【答え】
ウ: 下位層に IEEE 802.15.4 を使用する低消費電力の無線通信方式であり,センサネットワークやスマートメータなどへの応用が進められている。
出典:令和3年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問22