令和3年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問25
【問題25】
コールセンタシステムにおけるIVRを説明したものはどれか。
企業ビル内などに設置して,外線電話と内線電話,内線電話同士を交換する装置
顧客からの電話に自動応答し,顧客自身の操作によって情報の選択や配信,合成音声による応答などを行う仕組み
コンピュータと電話を統合し,顧客データベースとPBXを連動させて,発呼や着呼と同時に必要な顧客情報をオペレータの画面上に表示するシステム
着信した電話を,あらかじめ決められたルールに従って,複数のオペレータのうちの1人だけに接続する仕組み
【解説】
ア: 企業ビル内などに設置して,外線電話と内線電話,内線電話同士を交換する装置
誤り。これはPBX(構内交換機)の説明であり、IVRではありません。
イ: 顧客からの電話に自動応答し,顧客自身の操作によって情報の選択や配信,合成音声による応答などを行う仕組み
正しい。これはIVR(Interactive Voice Response:自動音声応答システム)の正しい説明です。顧客対応を自動化する仕組みです。
ウ: コンピュータと電話を統合し,顧客データベースとPBXを連動させて,発呼や着呼と同時に必要な顧客情報をオペレータの画面上に表示するシステム
誤り。これはCTI(Computer Telephony Integration)の説明です。
エ: 着信した電話を,あらかじめ決められたルールに従って,複数のオペレータのうちの1人だけに接続する仕組み
誤り。これはACD(Automatic Call Distributor)の説明です。
【答え】
イ: 顧客からの電話に自動応答し,顧客自身の操作によって情報の選択や配信,合成音声による応答などを行う仕組み
出典:令和3年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問25