令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問1
【問題1】
情報システムを対象としたデューデリジェンスの説明として、適切なものはどれか。
企業買収などの重要な判断を行う場合に、買収などの対象となる企業の情報システムの価値やリスクを評価すること
情報システムの入力、処理など、日常業務プロセスの信頼性を確保すること
情報セキュリティに係るリスクマネジメントを構築すること
データにおける個人情報保護などの法令遵守を確保すること
【解説】
ア: 企業買収などの重要な判断を行う場合に、買収などの対象となる企業の情報システムの価値やリスクを評価すること。
正しい。デューデリジェンス(Due Diligence)は、M&A(合併・買収)において対象企業の価値やリスクを多面的に評価する行為であり、情報システムの調査もその一部に含まれます。
イ: 情報システムの入力、処理など、日常業務プロセスの信頼性を確保すること。
誤り。これは情報システムの運用・管理に関する内容であり、デューデリジェンスとは直接関係ありません。
ウ: 情報セキュリティに係るリスクマネジメントを構築すること。
誤り。これはセキュリティマネジメント活動であり、DD(デューデリジェンス)の定義とは異なります。
エ: データにおける個人情報保護などの法令遵守を確保すること。
誤り。これはコンプライアンスの一環ですが、デューデリジェンスの直接的な説明ではありません。
【答え】
ア: 企業買収などの重要な判断を行う場合に、買収などの対象となる企業の情報システムの価値やリスクを評価すること
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問1