令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問4
【問題4】
システム監査基準(平成30年)における“フォローアップ”の説明として、適切なものはどれか。
監査対象部門が、監査報告書の指摘事項及び改善勧告を基に改善実施計画の策定を行うこと
監査部門の責任者が、監査報告書を基に監査の実施状況と指摘事項の妥当性を確認すること
システム監査人が、監査報告書に記載した改善提案の実施状況に関する情報を収集し、改善状況をモニタリングすること
システム監査人が、時間の関係で調査が終了しなかった監査項目を追跡調査して報告すること
【解説】
ア: 監査対象部門が、監査報告書の指摘事項及び改善勧告を基に改善実施計画の策定を行うこと。
誤り。これは監査対象部門が行う改善プロセスであり、フォローアップそのものではありません。
イ: 監査部門の責任者が、監査報告書を基に監査の実施状況と指摘事項の妥当性を確認すること。
誤り。これは報告の妥当性確認であり、フォローアップとは異なります。
ウ: システム監査人が、監査報告書に記載した改善提案の実施状況に関する情報を収集し、改善状況をモニタリングすること。
正しい。フォローアップは、監査人が改善提案の実施状況を継続的に確認する監査プロセスの一部です。
エ: システム監査人が、時間の関係で調査が終了しなかった監査項目を追跡調査して報告すること。
誤り。これは未完了項目に対する追加監査であり、フォローアップとは異なります。
【答え】
ウ: システム監査人が、監査報告書に記載した改善提案の実施状況に関する情報を収集し、改善状況をモニタリングすること
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問4