令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問12
【問題12】
バックアップサイトを用いたサービス復旧方法の説明のうち、ウォームスタンバイの説明として、最も適切なものはどれか。
同じようなシステムを運用する外部の企業や組織と協定を結び、緊急時には互いのシステムを貸し借りして、サービスを復旧する。
緊急時にはバックアップシステムを持ち込んでシステムを再開し、サービスを復旧する。
常にデータの同期が取れているバックアップシステムを用意しておき、緊急時にはバックアップシステムに切り替えて直ちにサービスを復旧する。
バックアップシステムを用意しておき、緊急時にはバックアップシステムを起動して、データを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。
【解説】
ア: 同じようなシステムを運用する外部の企業や組織と協定を結び、緊急時には互いのシステムを貸し借りして、サービスを復旧する。
誤り。これは「相互協定方式」と呼ばれる手法であり、ウォームスタンバイの定義には当てはまりません。
イ: 緊急時にはバックアップシステムを持ち込んでシステムを再開し、サービスを復旧する。
誤り。これは「コールドスタンバイ」の説明に相当します。
ウ: 常にデータの同期が取れているバックアップシステムを用意しておき、緊急時にはバックアップシステムに切り替えて直ちにサービスを復旧する。
誤り。これは「ホットスタンバイ」の説明です。
エ: バックアップシステムを用意しておき、緊急時にはバックアップシステムを起動して、データを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。
正しい。これは「ウォームスタンバイ」の説明に最も合致する内容です。
【答え】
エ: バックアップシステムを用意しておき、緊急時にはバックアップシステムを起動して、データを最新状態にする処理を行った後にサービスを復旧する。
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問12