令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問14
【問題14】
JIS X 9251:2021 において、個人識別可能情報の処理に関する潜在的なプライバシー影響の、特定、分析、評価、協議、伝達及び対応の計画を立てるための全体的なプロセスと定義されているものはどれか。
【解説】
ア: eKYC。
誤り。eKYC(electronic Know Your Customer)は、オンラインでの本人確認を意味し、プライバシー影響評価のプロセスではありません。
イ: GDPR。
誤り。GDPR(General Data Protection Regulation)は、EUの個人情報保護規則であり、評価プロセスそのものではありません。
ウ: PIA。
正しい。PIA(Privacy Impact Assessment)は、個人情報の処理に伴うプライバシー影響を評価し、対策を講じるための一連のプロセスです。JIS X 9251:2021 においても明確に定義されています。
エ: PII。
誤り。PII(Personally Identifiable Information)は「個人識別可能情報」そのものであり、プロセス名ではありません。
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問14