令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問17
データの暗号化,復号,暗号化の順に3回繰り返す。
【解説】
ア: 鍵長によって,段数が決まる。
正しい。AES(Advanced Encryption Standard)は共通鍵暗号方式であり、鍵長に応じて暗号化のラウンド数(段数)が決まります。128ビット鍵は10ラウンド、192ビットは12ラウンド、256ビットは14ラウンドです。
イ: 段数は,6段以内の範囲で選択できる。
誤り。AESの段数は固定されており、鍵長に応じた10・12・14段が設定されています。
ウ: データの暗号化,復号,暗号化の順に3回繰り返す。
誤り。これはTriple DESの特徴であり、AESには該当しません。
エ: 同一の公開鍵を用いて暗号化を3回繰り返す。
誤り。AESは公開鍵暗号方式ではなく、共通鍵暗号方式で動作します。
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問17