令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問2
【問題2】
“政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)標準監査手続”における“監査の対象となる期間”の記述のうち,適切なものはどれか。
監査の対象となる期間が 1 年を超える場合に限り,ISMAP クラウドサービスリストにおいて監査対象期間を公開しなければならない。
監査の対象となる期間を 1 年とする場合,ISMAP クラウドサービスリストにおいて監査対象期間は公開されない。
監査の対象となる期間を 1 年より短くする場合には,1 か月の最低運用期間を経る必要がある。
【解説】
ア: 監査の対象となる期間が 1 年を超える場合に限り,ISMAP クラウドサービスリストにおいて監査対象期間を公開しなければならない。
誤り。ISMAP では、監査対象期間は最大 1 年であり、1 年超の取り扱いについての規定はありません。
イ: 監査の対象となる期間は最大 1 年である。
正しい。ISMAP の監査手続において、監査対象期間は原則として 1 年以内と定められています。
ウ: 監査の対象となる期間を 1 年とする場合,ISMAP クラウドサービスリストにおいて監査対象期間は公開されない。
誤り。ISMAP リストでは監査期間の情報が公開されることがあり、1 年であるかどうかに関係しません。
エ: 監査の対象となる期間を 1 年より短くする場合には,1 か月の最低運用期間を経る必要がある。
誤り。1 か月という最低運用期間の要件は ISMAP の監査対象期間に関しては定められていません。
【答え】
イ: 監査の対象となる期間は最大 1 年である。
出典:令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問2