令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問16
【問題16】
リーダーシップを“タスク志向”と“人間関係志向”の強弱で四つの型に分類し、部下の成熟度によって、有効なリーダーシップの型が変化するとしたものはどれか。
【解説】
ア: SL理論
正しい。SL理論(Situational Leadership Theory)は、リーダーシップをタスク志向と人間関係志向の強弱により四つの型に分類し、部下の成熟度(能力や意欲)に応じて最適なリーダーシップスタイルを選択すべきとする理論です。
イ: Y理論
誤り。Y理論は、マグレガーが提唱した理論で、人間は本来、仕事を進んで行い、自己実現を目指すとする考え方です。
ウ: コンピテンシーモデル
誤り。業績を上げるために必要な行動特性やスキルに注目したモデルで、リーダーシップスタイルの分類とは異なります。
エ: マズローの欲求段階説
誤り。これは人間の欲求を5段階に分類した理論であり、リーダーシップの分類理論ではありません。
出典:令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問16