令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問17
【問題17】
公開鍵基盤におけるCPS (Certification Practice Statement) に該当するものはどれか。
認証局が発行するデジタル証明書の所有者が策定したセキュリティ宣言
認証局でのデジタル証明書発行手続を代行する事業者が策定したセキュリティ宣言
認証局の認証業務の運用などに関する詳細を規定した文書
認証局を監査する第三者機関の運用などに関する詳細を規定した文書
【解説】
ア: 認証局が発行するデジタル証明書の所有者が策定したセキュリティ宣言
誤り。CPSはデジタル証明書の所有者ではなく、認証局が策定します。
イ: 認証局でのデジタル証明書発行手続を代行する事業者が策定したセキュリティ宣言
誤り。CPSは認証局が策定するものであり、代行事業者は関与しません。
ウ: 認証局の認証業務の運用などに関する詳細を規定した文書
正しい。CPS(Certification Practice Statement)は、認証局が自らの認証業務の手続きや運用、セキュリティ方針等について定めた文書です。
エ: 認証局を監査する第三者機関の運用などに関する詳細を規定した文書
誤り。これはCPSではなく、別の監査基準や規定に該当します。
【答え】
ウ: 認証局の認証業務の運用などに関する詳細を規定した文書
出典:令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問17