令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問20
【問題20】
クリプトジャッキングに該当するものはどれか。
PCに不正アクセスし、そのPCのリソースを利用して、暗号資産のマイニングを行う攻撃
暗号資産取引所のWebサイトに不正ログインを繰り返し、取引所の暗号資産を盗む攻撃
巧妙に細工した電子メールのやり取りによって、企業の担当者をだまし、攻撃者の用意した暗号資産口座に送金させる攻撃
マルウェア感染したPCに制限を掛けて利用できないようにし、その制限の解除と引換えに暗号資産を要求する攻撃
【解説】
ア: PCに不正アクセスし、そのPCのリソースを利用して、暗号資産のマイニングを行う攻撃
正しい。クリプトジャッキングは、ユーザに気づかれないようにPCやサーバのリソースを利用して暗号資産をマイニングする攻撃手法です。
イ: 暗号資産取引所のWebサイトに不正ログインを繰り返し、取引所の暗号資産を盗む攻撃
誤り。これはクリプトジャッキングではなく、不正アクセスによる資産窃盗です。
ウ: 巧妙に細工した電子メールのやり取りによって、企業の担当者をだまし、攻撃者の用意した暗号資産口座に送金させる攻撃
誤り。これはソーシャルエンジニアリングやビジネスメール詐欺(BEC)に該当します。
エ: マルウェア感染したPCに制限を掛けて利用できないようにし、その制限の解除と引換えに暗号資産を要求する攻撃
誤り。これはランサムウェア攻撃です。
【答え】
ア: PCに不正アクセスし、そのPCのリソースを利用して、暗号資産のマイニングを行う攻撃
出典:令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問20