令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問4
【問題4】
システム監査基準(令和5年)に従い、監査目的に基づいて、ガバナンス、マネジメント、コントロールの視点から検証を行う。「マネジメントの視点」から検証する項目はどれか。
IT戦略と経営戦略が整合しているか、新技術や技術革新を経営戦略推進のために適時適切に利活用できているか。
IT投資管理や情報セキュリティ対策がPDCAサイクルに基づいて、組織体全体として適切に管理されているか。
規程に従った承認手続が実施されているか、異常なアクセスを検出した際に適時に対処及び報告が行われているか。
組織の業務プロセスなどにおいて、リスクに応じた統制が適切に組み込まれ、機能しているか。
【解説】
ア: IT戦略と経営戦略が整合しているか、新技術や技術革新を経営戦略推進のために適時適切に利活用できているか。
誤り。この項目は「ガバナンスの視点」に該当し、経営戦略との整合性を重視しています。
イ: IT投資管理や情報セキュリティ対策がPDCAサイクルに基づいて、組織体全体として適切に管理されているか。
正しい。「マネジメントの視点」では、IT投資やセキュリティ対策が適切に管理され、継続的な改善が行われているかを確認することが重要です。
ウ: 規程に従った承認手続が実施されているか、異常なアクセスを検出した際に適時に対処及び報告が行われているか。
誤り。この項目は「コントロールの視点」に該当し、具体的な手続や運用管理の適切性を検証します。
エ: 組織の業務プロセスなどにおいて、リスクに応じた統制が適切に組み込まれ、機能しているか。
誤り。この項目も「コントロールの視点」に該当し、業務プロセスの統制状況を確認します。
【答え】
イ: IT投資管理や情報セキュリティ対策がPDCAサイクルに基づいて、組織体全体として適切に管理されているか。
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問4