令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問8
【問題8】
システム監査基準(令和5年)における監査計画の必要性についての記述として,適切なものはどれか。
監査対象先や関連部門に対して,問題点の相互確認を行う等,事実認識の共有を十分に図るため。
監査の結論に至った過程を明らかにし,監査の結論を支える合理的な根拠とするため。
監査の網羅性と効率性を整合させ,有効性の高いシステム監査を実施するため。
適切かつ慎重に監査手続きを実施し,監査の結論の裏付けとするため。
【解説】
ア: 監査対象先や関連部門に対して,問題点の相互確認を行う等,事実認識の共有を十分に図るため。
誤り。これは監査実施の際のコミュニケーションに関する内容であり、監査計画自体の目的ではありません。
イ: 監査の結論に至った過程を明らかにし,監査の結論を支える合理的な根拠とするため。
誤り。これは監査報告書作成時の目的であり、監査計画の必要性とは異なります。
ウ: 監査の網羅性と効率性を整合させ,有効性の高いシステム監査を実施するため。
正しい。監査計画は、有効で効率的な監査を実施するために、網羅性と効率性を両立させることを目的としています。
エ: 適切かつ慎重に監査手続きを実施し,監査の結論の裏付けとするため。
誤り。これは監査の実施段階における目的であり、計画段階ではありません。
【答え】
ウ: 監査の網羅性と効率性を整合させ,有効性の高いシステム監査を実施するため。
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問8