令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問19
【問題19】
JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム用語)におけるリスク評価についての説明として、適切なものはどれか。
対策を講じることによって、リスクを修正するプロセス
リスクとその大きさが受容可能か否かを決定するために、リスク分析の結果をリスク基準と比較するプロセス
リスクの特質を理解し、リスクレベルを決定するプロセス
【解説】
ア: 対策を講じることによって、リスクを修正するプロセス
誤り。これはリスク評価ではなく「リスク対応(リスク処理)」の説明です。
イ: リスクとその大きさが受容可能か否かを決定するために、リスク分析の結果をリスク基準と比較するプロセス
正しい。リスク評価(Risk Evaluation)は、リスクが許容できるかどうかを判断するプロセスであり、リスク分析の結果とリスク基準との比較によって行われます。
ウ: リスクの特質を理解し、リスクレベルを決定するプロセス
誤り。これは「リスク分析(Risk Analysis)」の定義に該当します。
エ: リスクの発見、認識及び記述を行うプロセス
誤り。これは「リスク特定(Risk Identification)」の説明です。
【答え】
イ: リスクとその大きさが受容可能か否かを決定するために、リスク分析の結果をリスク基準と比較するプロセス
出典:令和5年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問19