令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問2
【問題2】
情報システムを対象としたデューデリジェンスの説明として、適切なものはどれか。
企業買収などの重要な意思決定を行う場合に、買収などの対象に含まれる企業の情報システムの価値やリスクを評価すること
情報システムの入力、処理など、日常業務プロセスの信頼性を確保すること
情報セキュリティに係るリスクマネジメントを構築すること
データにおける個人情報保護などの法令遵守を確保すること
【解説】
ア: 企業買収などの重要な意思決定を行う場合に、買収などの対象に含まれる企業の情報システムの価値やリスクを評価すること
正しい。デューデリジェンス(Due Diligence)とは、主に企業買収や投資において、対象企業の資産、リスク、運用状況などを徹底的に調査するプロセスです。情報システムの価値やリスク評価も含まれます。
イ: 情報システムの入力、処理など、日常業務プロセスの信頼性を確保すること
誤り。これは日常的な業務管理やシステム運用の範囲であり、デューデリジェンスではありません。
ウ: 情報セキュリティに係るリスクマネジメントを構築すること
誤り。これは情報セキュリティ管理の一環であり、デューデリジェンスの直接的な目的ではありません。
エ: データにおける個人情報保護などの法令遵守を確保すること
誤り。法令遵守は企業運営の一般的な要件であり、デューデリジェンスの特定の目的ではありません。
【答え】
ア: 企業買収などの重要な意思決定を行う場合に、買収などの対象に含まれる企業の情報システムの価値やリスクを評価すること
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問2