平成31年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問1
【問題1】
システム管理基準(平成30年)において,ITガバナンスにおける説明として採用されているものはどれか。
【解説】
ア: EDMモデル(Evaluate, Direct, Monitor)
正しい。EDMモデルはITガバナンスの枠組みとして採用されており、以下の3つの活動で構成されます:
・Evaluate(評価): ITのパフォーマンスやリスクを組織目標に照らして評価する。
・Direct(指示): ITの方針や戦略を決定し、方向付けを行う。
・Monitor(監視): ITが方針に沿って実行されているかを継続的に監視する。
イ: OODAループ(Observe, Orient, Decide, Act)
誤り。OODAループは迅速な意思決定に用いられるモデルで、ITガバナンスの枠組みとは異なります。
ウ: PDCAサイクル(Plan, Do, Check, Act)
誤り。継続的改善に用いられる一般的な手法であり、ITガバナンス専用ではありません。
エ: SDCAサイクル(Standardize, Do, Check, Act)
誤り。標準化を前提とした改善手法であり、ITガバナンスの説明としては不適切です。
出典:平成31年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問1