平成29年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問20
【問題20】
ブルートフォース攻撃に該当するものはどれか。
Web ブラウザと Web サーバの間の通信で,認証が成功してセッションが開始されているときに,Cookie などのセッション情報を盗む。
可能性がある文字のあらゆる組合せをパスワードとしてログインを試みる。
コンピュータへのキー入力を全て記録して外部に送信する。
正当な利用者のログインシーケンスを盗聴者が記録してサーバに送信する。
【解説】
ア: Web ブラウザと Web サーバの間の通信で,認証が成功してセッションが開始されているときに,Cookie などのセッション情報を盗む。
誤り。これはセッションハイジャック攻撃(Session Hijacking)に該当するものであり,ブルートフォース攻撃ではありません。
イ: 可能性がある文字のあらゆる組合せをパスワードとしてログインを試みる。
正しい。ブルートフォース攻撃(Brute Force Attack)は、総当たり攻撃とも呼ばれ、可能な限りの文字の組み合わせを試して正しいパスワードを特定しようとする手法です。
ウ: コンピュータへのキー入力を全て記録して外部に送信する。
誤り。これはキーロガー攻撃(Keylogging)であり,ブルートフォース攻撃ではありません。
エ: 正当な利用者のログインシーケンスを盗聴者が記録してサーバに送信する。
誤り。これはリプレイ攻撃(Replay Attack)に該当するものであり,ブルートフォース攻撃ではありません。
【答え】
イ: 可能性がある文字のあらゆる組合せをパスワードとしてログインを試みる。
出典:平成29年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問20