平成27年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問3
【問題3】
システム監査において,ペネトレーションテストが最も適合するチェックポイントはどれか。
オフィスへの入退に,不正防止及び機密保護の物理的な対策が講じられているか。
データ入力が漏れなく,重複なく正確に行われているか。
ネットワークの負荷状況の推移が記録,分析されているか。
ネットワークへのアクセスコントロールが有効に機能しているか。
【解説】
ア: オフィスへの入退に,不正防止及び機密保護の物理的な対策が講じられているか。
誤り。物理的なセキュリティ対策の監査には,ペネトレーションテスト(侵入テスト)ではなく,監査や現場調査が適しています。
イ: データ入力が漏れなく,重複なく正確に行われているか。
誤り。これはデータの整合性や精度に関する監査であり,ペネトレーションテストの対象ではありません。
ウ: ネットワークの負荷状況の推移が記録,分析されているか。
誤り。ネットワークの負荷監視はパフォーマンステストやモニタリングによって行われ,ペネトレーションテストの目的とは異なります。
エ: ネットワークへのアクセスコントロールが有効に機能しているか。
正しい。ペネトレーションテストは,実際に攻撃をシミュレーションしてネットワークのアクセス制御やセキュリティ対策の有効性を検証するテストであり,この選択肢が最も適切です。
【答え】
エ: ネットワークへのアクセスコントロールが有効に機能しているか。
出典:平成27年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問3