平成27年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問11
【問題11】
システム監査の個別計画書の記載内容を説明したものはどれか。
個別計画書に記述される監査時期,監査日程には,本調査だけでなく,予備調査や監査結果の報告会,フォローアップも含める。
個別計画書に記述される監査手続とは,監査項目に対応した監査の基本方針のことである。
個別計画書には監査対象ごとに重点監査テーマを記載し,システム監査の方針とする。
個別計画書は監査の具体的な実行計画なので,計画策定後はたとえ組織体の長の意向であっても変更すべきではない。
【解説】
ア: 個別計画書に記述される監査時期,監査日程には,本調査だけでなく,予備調査や監査結果の報告会,フォローアップも含める。
正しい。個別計画書には,監査の全プロセスが含まれるべきであり,本調査だけでなく,予備調査や監査結果の報告,フォローアップまで計画することが適切です。
イ: 個別計画書に記述される監査手続とは,監査項目に対応した監査の基本方針のことである。
誤り。監査手続とは,監査作業の具体的な方法や流れを定めたものであり,基本方針とは異なります。
ウ: 個別計画書には監査対象ごとに重点監査テーマを記載し,システム監査の方針とする。
誤り。個別計画書は実行計画であり,監査の基本方針自体は別途策定されるものです。
エ: 個別計画書は監査の具体的な実行計画なので,計画策定後はたとえ組織体の長の意向であっても変更すべきではない。
誤り。状況の変化や新たなリスクの発見に応じて,監査計画は柔軟に変更されるべきです。
【答え】
ア: 個別計画書に記述される監査時期,監査日程には,本調査だけでなく,予備調査や監査結果の報告会,フォローアップも含める。
出典:平成27年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問11