平成27年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問13
【問題13】
ITサービスマネジメントにおける,インシデント及びサービス要求管理の主な活動はどれか。
インシデントの影響を最小限にするための既知の誤り記録の作成
【解説】
ア: インシデントの影響を最小限にするための既知の誤り記録の作成
誤り。既知の誤り記録(Known Error Database: KEDB)の作成は問題管理の活動に含まれるため,インシデント管理の主な活動ではありません。
イ: インシデントの解決とサービスの復旧
正しい。インシデント管理の目的は,発生したインシデントを迅速に解決し,通常のサービスを復旧させることです。サービス要求管理も,ユーザーからのリクエストに対応し,適切な対応を行うことが目的です。
ウ: インシデントの傾向分析と予防処置
誤り。傾向分析と予防処置は問題管理の一環であり,インシデント管理の主な活動とは異なります。
エ: インシデントの未知の根本原因の特定
誤り。根本原因の特定は問題管理の範疇であり,インシデント管理の役割ではありません。
【答え】
イ: インシデントの解決とサービスの復旧
出典:平成27年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問13