平成25年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問4
【問題4】
システム監査において,ペネトレーションテストが最も適合するチェックポイントはどれか。
オフィスへの入退に,不正防止及び機密保護の物理的な対策が講じられているか。
データ入力が漏れなく,重複なく正確に行われているか。
ネットワークの負荷状況の推移が記録,分析されているか。
ネットワークへのアクセスコントロールが有効に機能しているか。
【解説】
ア: オフィスへの入退に,不正防止及び機密保護の物理的な対策が講じられているか。
誤り。これは物理的セキュリティに関するチェックであり、ペネトレーションテストの対象ではなく、監査やセキュリティポリシーの確認が適しています。
イ: データ入力が漏れなく,重複なく正確に行われているか。
誤り。これはデータの完全性や整合性の確認であり、ペネトレーションテストではなく、データ監査や品質管理の手法が適しています。
ウ: ネットワークの負荷状況の推移が記録,分析されているか。
誤り。これはネットワークモニタリングの領域であり、ペネトレーションテストとは異なります。
エ: ネットワークへのアクセスコントロールが有効に機能しているか。
正しい。ペネトレーションテスト(侵入テスト)は、ネットワークのアクセスコントロールが適切に機能しているかを検証するために行われます。攻撃者視点でセキュリティの脆弱性を特定し、不正アクセスのリスクを評価する目的があります。
【答え】
エ: ネットワークへのアクセスコントロールが有効に機能しているか。
出典:平成25年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問4