平成24年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問11
【問題11】
内部統制の基本的要素の一つである“統制活動”に該当するものはどれか。
受注から出荷に至る業務プロセスに組み込まれた処理結果の検証
【解説】
ア: 経営目的を達成するための経営方針及び経営戦略
誤り。これは内部統制の要素のうち“統制環境”に該当します。経営の方針や戦略は、組織の統制環境を形成する要素の一つですが、統制活動ではありません。
イ: 個人情報保護に関する脅威と脆弱性の分析
誤り。これは“リスク評価”の一部です。脅威や脆弱性の分析は、リスクを特定し、適切な対応策を検討するための活動であり、統制活動ではありません。
ウ: 受注から出荷に至る業務プロセスに組み込まれた処理結果の検証
正しい。統制活動は、業務プロセスの中で適切に機能するように設計されるものです。処理結果の検証は、業務が適切に実行されているかを確かめるための統制活動の一例です。
エ: 定期的に計画して実施する内部業務監査
誤り。これは“モニタリング活動”に該当します。内部業務監査は、統制が適切に機能しているかを評価するための活動ですが、統制活動そのものではありません。
【答え】
ウ: 受注から出荷に至る業務プロセスに組み込まれた処理結果の検証
出典:平成24年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問11