平成24年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問20
【問題20】
IPv6 において、拡張ヘッダを利用することによって実現できるセキュリティ機能はどれか。
【解説】
ア: URL フィルタリング機能
誤り。URL フィルタリングは、主にプロキシサーバやファイアウォールなどのアプリケーション層で実装されるものであり、IPv6 の拡張ヘッダとは関係ありません。
イ: 暗号化機能
正しい。IPv6 では拡張ヘッダの一部として Authentication Header (AH) や Encapsulating Security Payload (ESP) が定義されており、ESP はデータの暗号化機能を提供します。これにより、通信内容を保護することが可能になります。
ウ: ウイルス検疫機能
誤り。ウイルス検疫は、アンチウイルスソフトウェアやネットワークゲートウェイが実施するものであり、IPv6 の拡張ヘッダとは直接関係がありません。
エ: 情報漏えい検知機能
誤り。情報漏えいの検知は、DLP(Data Loss Prevention)などの技術によって実現されるものであり、IPv6 の拡張ヘッダの機能ではありません。
出典:平成24年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問20