平成22年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問7
【問題7】
“システム管理基準”で定めている,運用業務におけるソフトウェア管理に該当するものはどれか。
プログラムからの出力情報の利用状況を記録し,定期的に分析する。
プログラムで用いるデータファイルへのアクセスをコントロールする。
プログラムの違法コピーが発生しないよう教育する。
【解説】
ア: プログラムからの出力情報の利用状況を記録し,定期的に分析する。
誤り。これは情報の利用状況管理に関する内容であり,ソフトウェア管理とは直接関係がありません。
イ: プログラムで用いるデータファイルへのアクセスをコントロールする。
正しい。システム管理基準におけるソフトウェア管理では,プログラムとデータの適切なアクセス制御が重要とされています。データファイルへのアクセス管理は,セキュリティと運用の観点から適切な管理手法の一つです。
ウ: プログラムの違法コピーが発生しないよう教育する。
誤り。違法コピー防止の教育は情報倫理に関する取り組みですが,運用業務のソフトウェア管理の範囲とは異なります。
エ: プログラムのテスト結果を記録し保管する。
誤り。テスト結果の記録と保管は品質管理の一環であり,運用業務のソフトウェア管理とは異なります。
【答え】
イ: プログラムで用いるデータファイルへのアクセスをコントロールする。
出典:平成22年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問7