平成22年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問15
【問題15】
取引データの入力漏れがないことを確保するためのコントロールはどれか。
責任者が承認した取引データを,入力担当者が入力する。
取引データに帰属部署を設定しておき,その帰属部署名を入力する。
取引データに連番を付けて,入力後に連番チェックを行う。
取引データの取引金額の適切性を判断する基準を設けておき,責任者がその基準に照らして入力する取引データを承認する。
【解説】
ア: 責任者が承認した取引データを,入力担当者が入力する。
誤り。これは承認プロセスの管理であり,入力漏れを防ぐ直接的な対策とは言えません。
イ: 取引データに帰属部署を設定しておき,その帰属部署名を入力する。
誤り。これはデータの分類や識別を目的とした管理であり,入力漏れ防止の仕組みとは異なります。
ウ: 取引データに連番を付けて,入力後に連番チェックを行う。
正しい。連番を付けることで,取引データの欠落を容易に検出でき,入力漏れを防ぐことができます。
エ: 取引データの取引金額の適切性を判断する基準を設けておき,責任者がその基準に照らして入力する取引データを承認する。
誤り。これはデータの適切性を判断するための統制であり,入力漏れを防ぐことが主な目的ではありません。
【答え】
ウ: 取引データに連番を付けて,入力後に連番チェックを行う。
出典:平成22年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問15