平成22年度 秋期 システム監査技術者試験 午前II 問25
【問題25】
プロダクトポートフォリオマネジメント (PPM) において,投資用の資金源と位置付けられる事業はどれか。
【解説】
プロダクトポートフォリオマネジメント (PPM) は、市場成長率と市場占有率の組み合わせに基づいて事業を分類する手法であり、以下の 4 つのカテゴリーに分かれます。
- スター (Star): 市場成長率が高く、市場占有率も高い事業(ア)
– 成長市場で競争力があるが、さらなる投資が必要。
- 問題児 (Question Mark): 市場成長率が高く、市場占有率が低い事業(イ)
– 投資を行い、市場占有率を高めるか撤退を検討する事業。
- 金のなる木 (Cash Cow): 市場成長率が低く、市場占有率が高い事業(ウ)
– 収益性が高く、他の事業への投資資金源となる。
- 負け犬 (Dog): 市場成長率が低く、市場占有率も低い事業(エ)
– 収益が少なく、撤退が検討される事業。
この分類の中で、投資用の資金源と位置付けられるのは「金のなる木(Cash Cow)」であり、該当するのはウ (市場成長率が低く、市場占有率が高い事業)です。
【答え】
ウ: 市場成長率が低く,相対的市場占有率が高い事業
出典:平成22年度 春期 システム監査技術者試験 午前II 問25